ナグネの日記

ナグネ=나그네=旅人=Traveller

【欧州旅19日目】ウィーン

ナグネです。
夜行列車に乗って8時にウィーンへ到着。朝に1人部屋に入ってきたくらいで自由に部屋を使えた。けっこう寝れた。外に出ると寒い。昼間は3〜7℃くらい。


駅のインフォメーションで地図を手に入れる。ウィーンカードを買おうとしたら旅行者向けの受付が始まるのは8時30分からだったのでとりあえず朝食をとる。モッツァレラチーズのサンドが美味しい。

インフォメーションで無事にウィーンカードを買う。これで48時間は公共交通機関が乗り放題になり、美術館などの割引が得られる。22ユーロくらい。今回はマジで買うのか?っていうのは聞かれなかった。

ホステルには10時頃に到着。部屋が空いているのか朝早くにも関わらず部屋に通してくれた。荷物を置いて11時頃に出発。

メトロに乗ってシュテファン大聖堂へ行く。最寄り駅で降りるといきなり目の前に建物が現れる。



大聖堂の前にはコンサートの客引きがいっぱい。言わずもがなウィーンは音楽の街なのだ。音楽鑑賞はしようと思っていたので客引きの話を聞く。オペラハウスは3ヶ月前から予約しないと入れない。立ち見席は行ってみないとわからない。しかも有名な曲目はやってないよ。だから僕が案内するホールのコンサートはいかが?有名な曲目ばかりやるよということだった。値段は一番安い席で42ユーロ。安くならないか聞いてみると君は若く見えるからと学生料金で10ユーロ引いてくれた。なんとなく疑わしい気持ちもあったが、購入を決める。ドレスコードは特に必要ないとのこと。

その後、シュテファン大聖堂の中へ。きれいな聖堂。そしてこの聖堂には地下墓地がある。入ってみると始めは棺が見られる。奥まで入ると大量の人骨が…。ペストで亡くなった人のものらしい。骨が積み上げられている光景を見たことがなかったのでなかなかの衝撃。

人骨を見たあとでも腹は減る。ということである名物料理を食べに行く。

そのレストランは大人気。近くに2店舗あって、1店舗目は入れなかったから2店舗目へ。こちらはすんなり入れた。そしてこれがウィーン名物のシュニッツェル。薄い子牛のヒレカツにレモンをかけて頂く。美味しい。

食べ終わったら美術史美術館へ。ここはかなり大きな美術館。ブリューゲルルーベンスラファエロフェルメールなんかが観れる。中でもブリューゲルは気に入った。バベルの塔がいい。色と線の感じが好き。絵画の他にもエジプトの美術品なんかもあった。建物内部の装飾が美しくてクリムトによる装飾もあった。念願のクリムトはここで初めて見ることになる。






次に、ミュージアムクォーター内のレオポルト美術館へ。この美術館はクリムトとシーレがメイン。クリムトの生と死はよかった。コレクションの数はシーレが圧倒的に多い。1フロア丸々シーレだった。




美術館を出ると真っ暗。ミュージアムクォーターはすごい楽しい雰囲気になっていた。ウィーンではクリスマスマーケットが盛んだ。


一旦、宿に戻りシャワーを浴びる。コンサートはドレスコードはいらないと言われても、さすがにほぼ2日シャワーを浴びてない状態では失礼だなと思った。髭も剃り、白シャツを着る。

コンサートホールの最寄り駅で降り、軽く食べられるものを探す。ちょうど近くでクリスマスマーケットが開かれていたので物色する。
タパス的なパンにペーストが乗ったものを発見。試してみる。あと、飲みたかったグリューワイン。どっちも美味しかった。グリューワインは赤ワインに砂糖を入れて温めたものだと思う。日本では見たことないけどあれば流行ると思う。家に帰ったら作ってみたい。カップは持って帰っていいけど、コンサート前に荷物になるので返す。3ユーロのキャッシュバック。

そして、コンサートへ。黒のキルティングコートを着たまま入ろうとしたら脱ぐように言われる。周りを見るとTシャツ姿の人もいたので、ジャケット以外の上着がダメらしい。ちょっとよくわからないけど従うしかない。

コンサートホールの中はきれいだった。そして思った以上に小さい。席は100人分くらいだろうか9割方埋まっていた。ヴァイオリン1人、ちょっと大きいヴァイオリン2人、大きいヴァイオリン2人、ピアノ1人、男の人歌い手1人、女の歌い手1人の計8人体制。ピアノの人は日本人で、音楽の本場で頑張っている日本人がいることに感動した。


途中で小休憩。

コンサートはよかった。基本は弦楽で、何曲か歌入りのものがあった。歌い手がシャンパン片手に歌う曲なんかは楽しげでよかった。モーツァルトチャイコフスキーなど有名な聞いたことのある今日も多かった。お客さんとの距離感が近くて親しみやすいコンサートだった。

会場を出ると外は雪。気温は2℃。防寒はしているので寒さだけなら大丈夫だけど雪で濡れるとまずい。駅にたどり着くまでは辛かった。なんとか宿まで戻り、今日は終了。夜行列車に乗ってきた日とは思えないくらい動いた1日。

今日もありがとう。