ナグネの日記

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【2度目のパリ】2017.12.07 パリ1日目

ナグネです。

 

パリには18時半頃に到着。荷物がなかなか出てこなくて不安になったけど、無事に受け取った。

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韓国から少し遅れてやってくるユリさんと合流するために、待ち合わせ場所にしていた近郊列車RER B線の駅に向かう。到着したTerminal 1からはCDGVALというシャトルトレインで移動する必要があるので、それに乗る。Terminal 2で降りて目的の駅まで歩く。到着したのはいいけど、だだっ広くて出入り口がいくつもある待ち合わせには不向きの場所だった。ユリさんの飛行機の運行状況を調べると、ちょうど今頃到着した様子。Terminal 2の到着ゲートで待つことにする。ゲートの前で待っていると、LINEで到着したことを知らせてくれた。連絡がつくか不安だったのでこれで一安心。間もなく、ゲートからユリさんは現れた。

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僕らは宿こそ違うがモンマルトルに泊まる。ユリさんはホテルで僕はAirBnBだ。荷物もあるのでモンマルトルのユリさんのホテルまではタクシーで向かうことにした。空港からパリ右岸にあたるモンマルトルまでは定額50ユーロ。ユリさんは3児の母。神戸出身だそうで、話していると関西弁が出る。子どもたちはみんな成人して離れて暮らしていている。最近、会いにいくために出雲大社や小豆島にまで行って、それからすぐにパリ。この前会った時に書家だと聞いていたけれどパン教室の先生もやっていて、パンの勉強のために昔イタリアに住んでいたこともあるらしい。だからパリではパンを食べるのも楽しみだと言っていた。今回、ユリさんがパリに来た理由は、書家としての自分の作品をルーヴルの美術展に出展したいということだった。ヒデさんが紹介すれば来年以降の出展にアドバンテージができる。そんな話を聞いてすごくアグレッシブな人だと思ったし、子どもが大きくなってから自分の夢に挑戦するという生き方もあるということを学んだ。

20時半頃、ユリさんのホテルに到着。お互いひとまず荷物を置いてシャンソンを聴きに行こうということになった。僕は自分の宿に向かう。歩いて10分くらいでその宿のある建物に到着。場所が分かりづらかったが、住所の番地と建物の入口にある番号を確認して見つけた。予め教えてもらっていたパスワードを入力して中に入る。中に入ると更に棟が分かれていた。目的のB1棟がどこかわからなかったので、住人に教えてもらった。2階(日本の3階)に上がり、入ろうとするが鍵が掛かっていて入れない。ホストのダミアンに連絡すると、「今はパリの南の方にいるからキーボックスを開けて入ってくれ」とのこと。キーボックスはドアの右上にあったが、これもダイヤルでパスワードを入力する必要がある。そんなことは教えられていないので聞いてみると教えてくれた。キーボックスから鍵を取り出してドアを開ける。まるでRPGのような入室方法だった。

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中に入るとまずバスルームがあって、その奥にキッチン、そして一人用の部屋があったのでここだろうと思い荷物を置く。少し時間が掛かってしまったが、ユリさんのホテルに戻る。

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フロントでタクシーを呼んでもらい、シャンソニエAu Lapin Agilへ向かう。歩いても行けるかなと思っていたが、タクシーで正解。Au Lapin Agilまでは箱根駅伝の5区の様な上り坂だった。

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Au Lapin Agilに入ると、いきなり「予約はしているか?」と聞かれて「せっかく来たのにまさか・・・」と思ったが、「ノープロブレム」と言われて中に入れてくれた。まだ演奏中だったので演奏の切れ間まで、イスに座って待機する。僕とユリさんの他に少し年老いた男の人が1人いた。店内は良い年季の入り方をしていてとても雰囲気がある。待っている間、オーナーの人がどこからきたのかと話しかけて来てくれた。オーナーは昔、日本に来たことがあるらしく、僕の地元大阪も知っていた。その後、演奏が行われる会場に案内される。会場の中にはお客さんが20人くらいいて、壁側の席がお客さんで埋められている。壁にはピカソのものと思われる絵が飾ってあった。他にはピアノがあって中央の席には何人かで歌っている人がいる。席に着くと甘いチェリー酒が渡される。

シャンソン自体、生で聴くことは初めてだったのだけれど、楽しく鑑賞することができた。歌手はマイクを使わず、地声が部屋に響く。皆で合唱するようなものもあれば、ソロでセクシーに歌い上げるものもあり、コメディ調のものもあった。ソロの時、待合室で1人座っていた男性はピアノの前に座った。ちょうど彼の横顔が見える位置に座っていたのだけれど、ピアノを弾く姿が本当にかっこよくて驚いた。

そろそろ眠くなってきたので、演奏の切れ間に会場を出る。会計は28ユーロ。タクシーを拾ってユリさんをホテルに送り届けたあと、自分の宿に戻る。ドアを開けるとスーツを着たイケメンが迎えてくれた。彼がホストのダミアンだ。話を聞くとモンパルナスの方でワインテイスティングをやっていてその帰りだそうだ。すごく明るくて気さくな人だった。少し入るのに手こずったけど、泊まって正解だと思った。宿代は4泊で2万円くらい。

 

今日もありがとう。