【2019夏ドイツ】day4 ヴァイマール
2019年8月12日(月)
6時半に起床。シャワーを浴びたりなんだりしていると部屋の中で日本語で「おはようございます」と挨拶された。
三重県出身で今は大阪に住んでいるおじさん。よく一人で海外に来ているようだ。
「愛知県の人は旅する人が少ないでしょう」と言われたのが印象に残っている。
確かに仕事には困らない県なので外に出る人は少ないのかなと思う。
7時半にユースホステルの食事を取る。やっぱりビュッフェ形式で豪華。
一旦部屋に戻るとドイツ人のおじさんが「これからどこに行くんだ?」と話しかけてきた。
ヴァイマールに行くと言うと、ゲーテやシラーの家や図書館など見どころが多いぞと教えてくれた。
僕が日本には行きたいか?と聞いてみると「いや、遠いから」と言われた。
話し込んでいるともう9時だ。そろそろ宿を出る。
駅には歩いて向かう。その途中、昨日の番に元木さんが教えてくれた元病院のレストランを見る。
駅の窓口で切符を買う。大きな駅なので整理番号を取ってから待つシステムで20分程度待った。
10時半、駅の建屋の中にあるMüllerで日焼け止めを買う。ドイツの夏は晴れると日差しがきつい。試供品サイズのものがあったのでそれにした。
ホームで11時6分発の電車を待つ。今朝は肌寒い。
時間通りにICEが到着。それに乗ったが満席で座れない。仕方がないので出入り口のスペースに腰掛ける。
少し暖かいものが食べたくなり、食堂車でチーズが挟まれたホットサンドを買って食べた。
12時半、エアフルト駅に到着。すぐにワイマール行きのREに乗換える。
4人掛けのテーブル席に座ると、きれいなママさんと子ども二人に囲まれた。
ママさんは子どもにプレーツェルを食べさせていたけど、パンの扱い方に驚いた。
プレーツェルを何も包まずにバッグの中に入れていてそれをちぎってそのまま直にテーブルに置いていた。
このママさんの衛生管理意識が悪いのか、ドイツ人みんなそうなのか、それとも日本人のきれい好きが異常なのかどうなんだろう?
ヴァイマールまでは15分程度、13時に到着。
駅から出て歩いて南下、真っ先にバウハウス博物館へ向かう。下り坂が続く。
13時15分に到着。14時に閉まってしまうので荷物をロッカーに預けて急いで見学する。
バウハウスというのはドイツで始まったデザインを体系的に学ぶ学校というくらいに理解している。
時間もなかったのでじっくり見れなかったが、館内はシュールな映像作品、ポスターや家具が並ぶ。
デザインの仕事をしている妹にタイポグラフィーの画集をお土産に買って外に出る。
建物もバウハウスデザインの真骨頂のようなものらしく、確かに博物館自体がかっこいい。
そして中央広場に面したホテル エレファントへ向かう。
バックパック旅行なので基本はドミトリーなんだけどここは友人の勧めでホテルを取ってみた。
家具がバウハウスのもので統一されていて確かにお洒落。
完全に服装が雰囲気と合っていないが受付の人は親切に対応してくれた。
今日は月曜日でバウハウス以外のあらゆる博物館はお休み。洗濯物がたまっていたこともありで街のコインランドリーに行く。
ホテルのWifiであらかじめ場所は探しておいたけどなかなかわかりづらい場所にあった。
使い方は、操作盤のところでコインを入れ、使いたい洗濯機の番号を選択し、洗濯機の方でモードを選択すれば動いた。45分掛かるので辺りをぶらつく。
乾燥機用に小銭を作る必要がある。ちょうどパン屋があったので買って食べる。
少し北に進むとワイマールアトリウムというショッピングモールがあったので入ってみる。
日本のショッピングモールとほとんど同じで服屋、電気屋、スポーツショップ、そして最上階に映画館があるという構成。これだけ見ると庶民生活はあまり日本と大差ないように感じた。
コインランドリーに戻り、乾燥機を動かす。
近くに酒屋があったので2ユーロのビールを買って飲みながら待つ。
再びコインランドリーに戻ると女の子がいて両替してくれないかと聞かれた。
生憎持っていなかったので彼女が持っている小銭で対応していた。
日本なら絶対両替機が置いてあるはずだけど、そういうサービスの良さはここではない。でもその不便さがコミュニケーションを生んでいる側面もある。
ホテルに戻って少し休憩。けっこう疲れている。
でも、ヴァイマールの夕景は強を逃すともう見れない。体に鞭打って外に出る。
西日が当たるポイントを探してカメラを持って走り回った。
ヴァイマールには観光客もいればここに暮らす人も見かける。その混ざり合った感じは好きだ。
日が暮れてきたのでそろそろホテルに引き上げる。
慣れない食事で胃腸も疲れてきたので明日の朝食を楽しみに晩飯抜きで寝る。
Danke schön