【2019夏ドイツ】day3 ニュルンベルク
2019年8月11日(日)
7時にユースホステルの朝食を取る。これは宿泊料金に含まれているものだけど、ビュッフェ形式で豪華。
チェックアウトして中央駅まで行こうとトラム駅まで歩いていると急にお腹が痛くなって大ピンチ。通りがかったところにたまたま公衆トイレがあってたまたま小銭を持っていたからギリギリ間に合った。ここからお腹の調子がずっと悪くてホーチミンで悪いもの食べたのかなあなんて思っていた。
Dom前からトラムに乗り、中央駅へ。
8時半のICEに乗って1時間、ニュルンベルクへ到着。
ニュルンベルク中央駅からトラムに乗ってドク・ツェントゥルムへ。
とりあえず博物館へ入ってみる。ここはナチスの党大会が行われた場所でその関係の施設が立ち並ぶ場所。説明はドイツ語か英語しかなくてオーディオガイドは借りたけどあんまりわからない。
外に出て実際に党大会が行われた会場跡地まで向かう。そこまで歩くのは2kmくらいは距離がある。道中は長閑な森林公園という趣で家族連れの人が多かった。荷物を持っているし、なかなかハードだったけど、その会場の広さを体験することができた。
13時のトラムで街に戻る。
駅のbrezen kolbという店でプレーツェルを買って食べる。
そしてニュルンベルク旧市街へ。
まずは受胎告知のレリーフで有名な聖母教会に入ってみる。
その教会に面した広場にシェーナーブルネンというちょっとした塔があり、それと一緒に写真を撮ってほしいとドイツ人のおばちゃんからドイツ語で頼まれたことが嬉しかった。ドイツ語通じると思ってくれたようで。
14時半、古城のユースホステルにチェックイン。
荷物を預けてカイザーブルク城を見学する。博物館の中には中世の武器が並んでいて、本当にこんなもの使っていたのか?と思うほど大きな剣なんかもあった。
一旦宿に戻って少し休憩したあと、待ち合わせていたAltstadthof醸造所に向かう。
17時半にうちの会社で営業として働いている元木さんに会う。旦那さんも来るけど車を止める場所を探しているみたいで遅れるそうだ。そしてそのまま旦那さんは間に合わず、醸造所見学ツアーに参加する。
ガイドの説明はドイツ語でよく分からなかったけど、醸造所見学で最初に戦争の話から入るとは思わなかった。印象に残っているのは昔は下水が整備されていなくて水が汚かったから、製造工程で殺菌されるビールは子どもでも飲んでいたということや、地下醸造所の寒さ。冷蔵庫がない時代は冬場にできた池の氷を地下に保存しておけば1年中ビールを冷やすことができたそうだ。
その後、旦那さんも合流して併設のレストランでディナー。旦那さんのジョセフさんイタリア人。会った時にはもう飲んでいた。営業の元木さんは仕事で少し電話とメールで話したくらいで実は全然よく知らなかったけど、話を聞いていてなかなか珍しい人生だなと思った。
ドイツで働いてもう20年ほど。もともとうちの会社で働いていたわけではなく、うちは2010年から。1993年にドイツで働けるからという理由でその会社に入り、日本に戻る話が出たところで、転職してドイツに残り、その仕事で元木さんとジョセフさんは出会い、揃ってリーマンショックの影響で失業。その後、元木さんはうちの会社に入り、ジョセフさんもドイツでの仕事を見つけ、ドイツでの生活を選んだそうだ。そして今は夫婦間でもドイツ語で会話している。
元木さんは法律にも興味が深いみたいで、ドイツの凄いところは法律(憲法?)を何度も変えているところで、それに対して日本はGHQが1週間で作った法律を変えようとしないと言っていた。その考えは僕にはなかったので新鮮だった。
僕が”Sie redet viel”(奥さんはよく喋りますね)というとジョセフさんは笑っていた。
最後はジョセフさんにご馳走になって、お礼を言うと。よく話を聞いてくれたからと言っていた。
店を出ると雨が降っていた。宿まで近いので僕は2人を残して宿まで歩いた。
Danke schön